7歳4歳2歳の3人育児に奮闘中の「gu-gu-life(グーグーライフ)」がっちゃんです。
次男を妊娠中に購入した電動鼻吸い器のメルシーポット。
通販サイトでもこのシーズンになると購入ランキングトップ10(子育て系カテゴリー)にもランクインするほど人気が高い商品です。
わが家も2年ほど前に購入し、現役で使っていますが、本当に買ってよかった商品の1つでもあります。
しかし、そのポテンシャルはすごいもののですが、もちろんデメリットもありました。
今日はこれから風邪が流行るシーズンで購入を検討される方も多いであろうメルシーポットのレビューをしてみたいと思います。
メルシーポットのメリットとデメリット
耳鼻科で使われる吸引力と同レベルとも云われており、赤ちゃんから使えるため、とても人気の商品です。
メリット
- 鼻が上手くかめない時期の子供には中耳炎や副鼻腔炎対策として重宝する
- 子供の風邪をもらうことなく鼻水を吸い取れる
- 奥に溜まっている硬めの鼻水もしっかり吸い取ってくれる
わが家は、4歳の長男と2歳の次男が風邪のはやるシーズンによく使っています。
特に長男は鼻水が鼻から垂れてくることが少なく、おそらく副鼻腔にずっと溜まってしまいがちであることがこの1年で判明しました。
副鼻腔炎になるとかなり辛いし、中耳炎にもなりやすいので、奥の鼻水まで吸い取ってくれるメルシーポットに助けられています。
デメリット
- 10,000円ほどと高価(年間に負担した医療費が10万円以上の場合は医療費医療費控除額として確定申告できます)
- とにかく子供が嫌がる
- 家電の中では比較的大きな音が出る
- セットや片付けが少し手間
- 本体が大きい(約1.02kg)
- 家庭内感染が防げるわけではない
- 電源を必要とするため、使う場所は限られる(コードの長さは約180㎝)
確定申告をされている方は、医療費として申告をすることができます。
ただし申告できるのは年間に負担した医療費が10万円以上の場合なので、私は妊娠している年に思い切って購入し、医療費控除として申告しました。
あと、買う前は「家庭内感染が防げるかも」と期待していましたが、それは難しかったです。
乳幼児が混在する家庭内で、家庭内感染を防ぐのは難しく、小児科の看護師さんからも「お母さんのせいじゃないよ。家族ってそういうものだから。」と何度も励まされたものです。
しかし、口で吸う鼻吸い器に比べれば、親の感染リスクはグッと減りました。
使い方
メルシーポットは広告としては「想像より大きくはない」「簡単に使える」と言われています。
しかし、そこは正直あくまでも「想像よりは」の範囲で、個人差が大きいと思っています。
実際に使う様子を見てみましょう。
こんな感じです。
写真では漏れてしまいましたが、使う前に試しで水を吸わせると良いそうです。
現在最新型の2017年型は、かなりパーツが一体化されて手順が減っているようですが、パーツのセットだけでも4工程あります。
本音を言えばめんどくさいし、ハイハイの時期の子だとセットしている間に逃げられます。
▼【収納】場所を取るものなので、ワンコインでコンパクトに収納しています。
片付け
鼻吸いが終了した後は、セットしたパーツをバラして、水洗いして乾かすので、同様の手順以上の手間がかかります。
わが家の場合は、このチューブ内に鼻水が溜まり、ポットの中まで吸い取られるほどの量は毎回ありません。
そのため、乾かしづらいこのチューブの洗浄が片付けのメインです。
中に溜まった鼻水等はチューブを揉みながら水を通せばスルスルっと流し切ることができます。
ただし使用後手早く洗浄をすることが重要です。
洗浄後はフックなどに吊るして水気を切っています。
使い心地
置き型のデメリットは感じにくい
ハンディタイプで持ち運びが可能な鼻吸い器もある中で、置き型のメルシーポットで懸念される部分が「使用範囲や場所がコンセント周辺に限られる」と「高価ゆえに転倒による破損が怖い」という2点です。
まず転倒による破損ですが…小さい子供が3人いるわが家ですが、私は一度も転倒させたことがありません。
本体重量が付属品も合わせると約1.02kgと重たいです。
さらに底面に吸盤が5個もついているので、ほどよく床に固定され、転倒防止につながっています。
続いて、コンセント周辺での使用に限られるのでは?という点ですが…。
コンセントめっちゃ伸びますからね…。
その長さ、およそ180㎝で普通の部屋で使う場合には、問題ない長さだと思います。
ただ、本体はハンディタイプよりも俄然大きいです。
子供たちの反応
私が最大のデメリットだと感じているのが、子供たちがすごい嫌がって、なかなかやらせてくれないという点です。
4歳長男はこれが嫌で現在鼻をかむ練習をしています。
2歳次男は目をひん剥いたように慄いています。
子供たちに使う前に私も使用しましたが、全く痛みはありません。
でも、鼻水が外に吸われていく感覚は、すごい違和感があるし、何より音が「ブー!!!!!」っていうから、確かに怖い。
もちろん、それでも中耳炎や副鼻腔炎などの病気を防ぐためにはやります。
やります…が…、どっと疲れます。
家庭内感染防止として50/50(フィフティフィフティ)
購入するきっかけは妊娠している時に、上の子二人が何度も風邪のうつしあいをして、小児科に行く日々が続いたことでした。
お腹にいる次男を思うと妊娠中に病院に行くことは嫌だったし、産後に風邪をひかれ乳児を連れて病院に通うのも、家で看病するのもすごく恐怖でした。
少しでも家庭内感染が防げればと思って購入しましたが、結果これです。
風邪は鼻水だけが感染経路ではありません。
お風呂に入る順番、寝る部屋を分ける、ご飯の大皿を止める、誰かが風邪の時はマスクをする、直接的な接触を減らす、歯ブラシを隔離する。
小さな子供たちが混在する家庭内での感染をメルシーポット1つで防ぐのは無理です。
あくまでも、鼻水を吸うための機械であり、それ以上は生活習慣が基本だと実感しています。
しかし、口で吸う鼻吸い器を使っていた頃と比べると、確実に親への感染リスクは減りました。
きょうだい感染リスクに変動はありませんでしたが、看病する親に感染しないことはめちゃくちゃ大事ですね。
▼1人1皿製の給食風ランチプレート
▼歯ブラシの3密を防ぐ歯ブラシホルダー
10,000円もしたけどメルシーポットは買ってよかった?
デメリットはあります。
もちろんたくさんありました。購入前の自分の想定の甘さもありました。
しかし、長男が副鼻腔炎や中耳炎になりやすい体型であることがわかった今、長男が自分で鼻をかめない現状として、我が家ではなくてはならない物になりました。
次男の0歳の頃は、鼻水が出ると鼻が詰まってしまい、赤ちゃんにとって唯一の食事になる授乳(もしくはミルク)が上手く飲むことができず、水分補給や栄養摂取など別の心配も出て来ることもありました。
そんな時にも、お風呂上がりや夜寝る前、食事の後に鼻吸い器で鼻水を吸うと、一時的にでもスッキリして、いつも通り授乳できるようになりました。
もしこれが、既存の大人が口で吸うタイプの鼻吸い器だったらと思うと…。
看病をしなくてはならない私たち夫婦が、共倒れしていたケースも考えられます。
子供たちは想像以上に怖がるし、全てがこれで解決したわけではないけれど、わが家には欠かせない育児グッズでした。
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