昭和ギリギリ世代の私が就職活動をしていた頃は、がっつり売り手市場でした。
私のようなポンコツ(誇れる学歴も突出した自己PRもない)でも内定をするりと取れるほどの時代。
そんな時代の申し子だったからか、就職してからひどく苦労しました。
少し上の先輩を見上げると、就職氷河期をくぐり抜けながらも、何社も内定を獲得してきた猛者がいて、少し下の後輩を見れば、リーマンショック後の内定切りが多発する極寒の氷河期をくぐり抜けてきた猛者ばかり。
上を見ればきりがなく、足元を見ればもはや自分しかいない地下だった。
同期は高速エレベーターで上空へ。
そんな状況で、私は長時間労働で仕事をすることが自分にできる唯一の仕事だと勘違いしていました。
若かりし私よ…痛っ
私が長時間労働信者になったのはこんな学生生活だったから
私が長時間労働信者になったのは「頑張れば頑張るほどお金がもらえる時給制度のアルバイトでそこそこ稼いできてしまった」からでした。
部活が終われば、飲食店のアルバイトへ出かけ、飲食店のアルバイトが終わった午後10時からもう1つの飲食店のアルバイトへ出かけ、深夜2時に帰宅したかと思えば、朝6時の早朝のバイトに出かける。
それが終われば、大学へ行って、授業中に寝て、夕方からまた部活する←こら
昔流行った「24時間働けますか?」というフレーズに対し
「48時間働ける私でありたい」と思っていました。
そんな私が、社会に出て残業ありきで働くのはとってもナチュラルなストーリーに見えませんか?
いや、ダメなんですけど、スルリとその環境に馴染んでしまいました。
余談ですが「頑張れば成果が出る」とか言うの、やっぱりどこかで「じゃない結果もある」と言う事をちゃんと子供に教えたい…。
だからこそ「ライフワークバランス」は社会の甘えだと「自己責任論」を振りかざして抵抗していた
そんな私にとって「ライフ・ワーク・バランス」という文字があまりにも受け付けず、夜21時までの残業は当たり前で、そこから何時まで粘るかみたいな生活をしていました。
今考えるとあまりにも恐ろしい。
自分にとっても、周りの人にとっても害でしかなく、暴力的な働き方でした。
高度経済成長期のように働けば働くほど業績が上がる時代もとうに終え
バブルが弾けて業績回復を取り戻すのに時間を費やさざるを得なかった時代も終え
ある程度働き方が選べる時代の新社会人だったにもかかわらず
私は「働く」ということについて、あまりにも無関心で、思考が停止していたんだと、今になって思います。
結果、能力のない私は2年で挫折して、「定時で帰る機械社員」となりました
新卒採用はプラチナチケット。
人生にたった一度だけ、一斉にスタートを切って、実務経験も実績すら不透明な状態でも、比較的良い雇用条件の職場の選考を受けることができます。
そんなプラチナチケットを私は2年で手放してしまいました。
当たり前です。
だって、時代遅れの長時間労働者だったんですもん。
時間稼ぎの労働でしかなかったんですよね、今思えば。
結局、能力のある後輩には太刀打ちできず、結果を出すどころか大失敗をして、左遷とほぼ同じような環境になり、退職しました。
そして、再就職した私は、事務職員として、仕事のうち90%は機械でもできるであろう仕事を任され、午後6時の定時で退社することを目標に過ごす生活をしていました。
そこで働いた時間は振り子時計のような淡々とした時間でした。
この雑誌で言わせれば完全に「食えない仕事」であり「食っていけない人材」でした。
そんな時間から早8年…。
なんでこんな思い出話をしたかと思えば。
このドラマが気になっているからです。
原作の著書矢野さんの回想もなかなか時代を象徴するもので、読んでいて凄みを感じました。
すごくすごく気になっているのに、全然見れていません。
ちょうど今日が放送日ですが、やっぱり夜の10時は眠っているのでしょう。
そして残念ながら録画を見る余裕もありません。
私は自分を自分でブラック企業にはしたくない
私は今、3人の子供がいます。
1人目を産んだ後、そこそこ家事や育児が、それなりに自分の手の届くところにありました。
2人目を産んだ後、忙しさやイライラがありながらも、まだ家事や育児が手の届くところにありました。
3人目を妊娠して、自分でもはっきり自覚しています。
家事や育児が全く手が届かないところに行ってしまいました。
自分のキャパを全方向でぶっ飛んでいて、「とりあえず今日も生きて終わった」と眠りについています。
ブログもハンドメイドも絵本も家庭菜園も・・・。
好きでやっているものの、時間や作業に追われ、このままでは私は自分をブラック企業にしてしまいそうです。
一旦手を止めて、今一番やりたいことをやってきます。
と、いうことで、がっちゃん5月1日まで好き放題遊んできます!
また5月1日に(ブログで)遊んでください〜♪
5月1日は毎月恒例の1ヶ月3コーデです。
華麗に復活できるように半袖買ってきます!
半袖ない…
— がっちゃん@ジャリ銭ブロガー (@gu_gu_life_blog) April 22, 2019
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