2017年2月に発売された「エコナセイカツ」のマキさんの本。
「すぐやる!」のコツは、平日と週末の過ごし方にあります。
家事の配分は平日2割、週末8割。平日がんばらずに過ごせるのは週末にちょっとした工夫をしているからです。 その具体位的なコツを1つひとつご紹介しますね。
家事も子育ても、どちらも中途半端になっているような気がする…そうやって自分を責めてしまいがちな、昔の私のようなワーキングマザーの皆さんが、もっと楽に日々を過ごせますように。
引用:「家事は、すぐやる!」P9
本の冒頭にもあるように、この本はどうもワーキングマザーさん向けのようです。
雑誌などをみていると、ワーキングマザーさんがオススメされる家事方法が、専業主婦の私の生活には合わないことがあります。
例えば、「洗濯物は畳まずにリビングに干した状態で、乾いたらクローゼットに収納する。」と言うのをみたことがありますが、これは日中リビングで生活する時間が多い私には合いませんでした。
全てを真似することはできないかもしれませんが、それでも平日のバタバタを落ち着かせたいと思うのは、専業主婦だって同じ思い。
何かヒントはないかな?と思い、こちらの本を手に取りました。
相変わらず長いので目次を置いておきます。
お好きなところをかいつまんで読んでください。
- 土曜日は使い切りの日 循環させる!
- 平日生まれたゆとりをこまごま家事に当てない
- 買い出しは週末1回だけ。平日はパス。
- ワンプレートだから洗い物が1つで済むのです
- 最近、どれも似たような家事やライフスタイル本が多いけど、それでも私が暮らしにまつわる本を読む理由
土曜日は使い切りの日 循環させる!
「家事は、すぐやる!」P70より
こんな風に使い切りを最優先にルール化するようになったのも、 冷凍した食材を忘れてしまって使いこなせず残念な思いをした過去があったからこそ。
真似実現度:★★★
これはすぐに真似しようとおもう。
私は、冷蔵庫にスペースがあるから、もらったもの、余ったものまで、不用意に詰め込んでしまうクセがあります。
冷蔵庫はお金のかかる収納庫。
そして食費の無駄を露わにする収納庫。
2018年の1年間に、地震や台風での停電を経験している身としては、空っぽの冷蔵庫のほど意味のないものはないと痛感しています。
3日先まで家族が食べていける食材をキープすることは冷蔵庫としての役目。
それ以上は常温の食品ストックや防災用の備蓄食品で賄いたい。
でも、備蓄しているのと食材を無駄にしているのでは全く意味が違う。
だからとにかくセットしておきました。
冷凍ストックのレパートリーは他にも真似したいものがたくさんあったので、どこはどんどん取り入れていこうと思います。
この後になめたけのレシピが載っていたので、早速作りました。
平日生まれたゆとりをこまごま家事に当てない
「家事は、すぐやる!」P35より
真似実現度:★★★
これはもうすぐに真似したい。
朝、台所に立つと不安が押し寄せるように夕方のことまで頭に家事がよぎります。
あ、これもしなきゃ。
あ、こっちも先に済ませておこう。
そんなことをしているうちに、せっかく注いだコーヒーも冷めてしまって。
家事を先に済ませていても、また夕方には
あ、これやらなきゃ。
って家事や育児に追われてしまう。
家事はいったんためておいて、一気に片付けてしまえば、もしかしたら一緒にすませてしまえる家事もあるかもしれない。
先回り先回りしすぎず、「今ゆっくりできる時間」を大事にすることで、ゆとりを心に作っていきたいです。
買い出しは週末1回だけ。平日はパス。
「家事は、すぐやる!」P18より
真似実現度:★★☆
これはよく買い物の方法でも分かれるところですよね。
私もワーママ時代は週末1回にし、不足するものを週の半ばに買いに行く程度にしていました。
しかし週末は家族と出かけたいと思っているので、できれば買い物を平日にすませておきたいのが本音。
週末の人混みの中を買い物をするよりも、平日の閑散とした時間に買い物する方が楽。
じゃあ、毎週▲曜日に買い物するってのはどうだろうか?
例えばイオン系列のスーパーで買い物をする私なら、火曜日に絞る。
冷蔵庫に牛乳や卵がないと不安になる私。
でも「無いものはない!」と割り切って、次の買い物まで待つのもいい。
これは真似できそう!
ワンプレートだから洗い物が1つで済むのです
「家事は、すぐやる!」P17
真似実現度:★☆☆
マキさんと言えば、この記事のアイキャッチにもなっているお洒落なワンプレート朝食が印象的です。
www.gu-gu-life.com私はマキさんの家事の秘訣が詰まっていると思います。
・朝の忙しい時間だからこそ、朝食は油も火も使わない
・油を使わないから、洗剤も不要
・ ワンプレートだから準備も片付けも楽
・木製のワンプレートだからおしゃれに見えてテンションが上がる
そう、煩わしいことはすっ飛ばして、でも自分のこだわりは残して、毎日を淡々と送ること。
ワンプレート、を我が家に当てはめると
我が家は配膳の手間を省くために、ニトリの滑りにくいお盆を使っています。
これがいつもの朝食準備パターン。
こっちがマキさん風にアレンジした朝食パターン。
お盆を使って一気に配膳してるのと、元々使っている食器が限られているから、我が家の場合はあまり変わらないかも。
こう言う別れたプレートタイプなら、1人1皿システムで朝は定着しそうだし、また復活させるかな。
当時は売っていなかったけど、最近、ニトリでは深めですくいやすいプレート皿が売っているそうなので、次男の離乳食のタイミングで取り入れてみよう!
火を使わない、を我が家に当てはめると
我が家で毎朝火を使うものは「麦茶をつくる」「お弁当の卵焼きを作る」「パンを焼く」3つです。
「麦茶をつくる」は外せないし、洗い物もの水でゆすぐだけなので手間はない。
「パンを焼く」はグリルで焼くだけで、汚れないし、パン屑はささっと払うだけ。
じゃあ、洗い物ものが出る「お弁当の卵焼きを作る」を火を使わずにレンジでやってみる。
耐熱容器にラップを敷いて具材や味付けを入れて、500wで1分。中身を混ぜてもう1分。
出来上がりを撮るのを忘れたのですが、お弁当に入れるとこんな感じです。
いい!
焼いただし巻き卵と比べると多少形はいびつだけど、作った容器に余った卵焼きを入れておけば、そのまま昼食の一品にもなるし、洗い物が少ない。
そして日が使えない災害時にもこう言った作業を毎日続けておくことは、糧になるはず。
マキさんの作るお弁当は、常備菜などを取り入れて、もっと手作り感や華のあるお弁当だけど、管理が不安定な幼稚園児のお弁当に作り置きの常備菜はちょっと不安なので、我が家はこのスタイルでいいかもしれない。
何より自分が作ったものが一番不安という…。
最近、どれも似たような家事やライフスタイル本が多いけど、それでも私が暮らしにまつわる本を読む理由
楽天などで本を買う前に、商品ページの下の方のレビューを読むことがあります。
著者のファンの方が書かれたレビューは愛に溢れているのですが、そうではない人もたくさんいて、
「他の本でもみた知識」「似たような本」「すでに知っていることばかり」
と言う辛辣な意見を見かけることがあります。
私もこういった本を読むたびに、すでに取り入れていたり知っている知識に出会うことも多々あります。
しかし全てを実践できているか?全部頭に入っているのか?と言われればそれは違う。
私がその本を手にしたタイミングは、まさにその瞬間に欲しい情報だったりするようで、本能的にそれを選んでいるのだと思います。
人はその時に欲するエネルギーに惹かれて、買い物をすると言うことを聞いたことがあります。例えば色など。
私にとって暮らしにまつわる本はまさにその象徴。
知っていても、また時を変えて目にすることで、取り入れ方や受け取り方も変わってくる。
だから私は
これまでもこれからも、多分暮らしにまつわる本を読むのでしょう。
そしてこの「家事は、すぐやる!」。
マキさんの本では珍しくインパクトのあるデザインです。
仕事と家庭の両立が難しいなぁと悩んで、泣きそうになりながら本屋さんに解決策を求めに行く人には、危機感のある黄色のほうが発見してもらえるかと思って、インパクト重視のデザインで文字だけどドンと載せてもらいました。
引用:1/12発売「家事は、すぐやる!」製作秘話 - エコナセイカツ
家事や育児に行き詰まった時、「危機感のある黄色」を目印に書店に助けを求めてみてください。
きっと何か暮らしのヒントが見つかるはず。
★関連記事