gu-gu-life

3児の母が物や家事に追われる生活とさよならすべく奮闘中

ヨチヨチ父~パパが1年目ならママだって1年目。本音を言えばパパの言い訳ばかり許したくございません~

スポンサーリンク

ヨシタケシンスケさん。

今や絵本を出版すれば飛ぶように売れ、ママたちの心をつかむ天才的絵本作家さん。

そんなヨシタケさんが2017年に出版した「ヨチヨチ父」を読んでみました。

 

えぇ、タイトルにございますように、わたくし、本音を言わせていただければ

パパが1年目って言うけど、ママだって1年目なの。パパだけが世の中で甘く見られる(許される)なんて、あり得ないんですけど!(怒)

と、子供を産んでからずっと思っていました。

 

でもこの本を読んで、ちょっと「パパはパパなりの変化があり戸惑いがあるんだ、パパはパパなりの風当たりと言うものがあるんだ」と気がつかされました。

 

本の帯では「パパは共感。ママは落胆。」なんて書いてありますが、ママにこそ読んでほしい本だと感じました。

 

細々した文章がズラズラ書かれている本ではなく、イラストとヨシタケさんの手書きの文字と4コマでパパリアルが描かれており、とっても読みやすい本です。

 

ママ●年目の方にも改めて手にとって「あぁ、この時パパはそんな風に考えてたのね~」と思いながら眺めてほしい本です。

 

 

 

パパの目線はいつだって5歳児と変わらない

所々に、ヨシタケさんの経験談が描かれているのですが、それがもう5歳児かよ!って突っ込みたくなるほどのかわいらしさ。

わが家の夫、普段あまり話さないタイプで、表情もいまいち顔に出ないんですよ。

でもその裏側ではこんな風に思ってたのかな?なんて考えるとちょっと笑える。

 

肌着を着た新生児が、厚手の衣をまとった海老フライに見えちゃう、とか。

「パパのちょっと」と「ママのちょっと」に差がありすぎて、怒られちゃう、とか。

 

 

パパが育児を面白いと感じだすのは「赤ちゃんが言葉をしゃべれるようになってから」

確かに。

わが家の1人目の子供は現在5歳の長女です。

 

しかし1人目が生まれた時、夫は「かわいいかわいい」と言っていたものの、その「かわいい」がリアルになってきたのは長女が1歳半ごろになってきたくらいからでした。

 

おそらく「卒乳」が大きく、それにより長女の世界に夫がグイグイ入り込んできたのでしょう。

そして同時に言葉を発するようになる。

 

夫にとって「未知で不安な育児」が少しずつ「俺の育児」に変わってきた時期だったのかもしれません。

 

今でも夫はこう話します。

「長女は1歳半からかわいさがぐっと増した」と。

 

1歳半と言う赤ちゃんと子供を行ったり来たりしているあどけなさもあるかもしれませんが…。

結構「言葉をしゃべりだす」「夫を認識する」時期だったからなのかな~なんてこの本を読みながら思いました。

 

 

周りの元神童はパッとしないんなら、ゆっくり右肩上がりの人生も幸せ

子育てをしてると、どうしても焦っちゃうんですよね。

「あの子はもうこれができるのに、我が子はまだ…。いやこの子にはこの子の成長があるから…でも、大丈夫かしら?」って。

だって、我が子を愛する親だから。

未来を思って不安に感じてしまうことなんてしょっちゅうあります。

 

私の周りの『元・神童』たちが、みんなその後パッとしないことと、私自身の経験から『ゆっくりとした右肩上がり』が一番幸せなんじゃないか、と思うからです。

ゆっくりと人の後を追いかける人生。その目線から身につけるやさしさやしなやかさって、いい人生を送る上でとても有利に働くハズなのです。

引用:ヨチヨチ父 とまどう日々 P99

 

そうか。

逆手をとれば、後から追いかける人の視野は、前を行く人の視野より広いこともあるんですよね。

そう思えば、ゆっくり右肩上がりな人生も悪くないな。

 

そして、そんな風に物事をおおらかに考えられるヨシタケさんだからこそ、世に広く愛される絵本が作れるんだろうな、と改めて感じました。

 

 

「母は強し」と言うけれど、私はそうは思わない

確かに妊娠出産を経験し、イヤイヤ期を乗り越え、命の重みと向き合う親と言うものは、日々「これくらいなら大丈夫」と言う基盤が分厚くなっていくのでしょう。

それを世の中では「強い」と表現するのでしょう。

 

しかし、私は最近自分が昔と比べて「強い」とは思えなくなってきました。

この時にそう思いました。

www.gu-gu-life.com

 

それを私は「親になることは日々重い」と感じていましたが、何か自分の中にしっくりきていませんでした。

 

でも、ヨシタケさんも言葉では表しきれない何かを感じていたようでした。

 

たぶん、親になると言うことは、「強さ」や「弱さ」では はかることのできない「新しい何か」を手に入れること、何でしょうね。

引用:ヨチヨチ父 とまどう日々 P107

 

新しい何か…。

そう、何とも言えなんですよ。

 

私はブロガーで感情や物事を言葉や文章に起こすことを趣味としています。

しかし、全てのことを言語化する必要はないんですよね。

 

絵本作家さんが、それを「何か」と表してくれたのは、私としてはスッと胸のつかえが取れたような気分でした。

 

 

5年前にこの本に出会っていれば、夫への見方が少しは変わった(のかもしれない)

長女を産んだのが2013年の11月。

ちょうど5年ほど前ですが、私はガルガル期の真っただ中でした。

 

「どうして私の気持ちがわからないの?」

「なんで私ばかりが色んな事を犠牲にしてるのに、あなたは何も変わらないの?」

 

夫が何かすればするほど、裏目に出て、私の気持ちを逆なでしていました。

 

 

裏を返せば、私も夫の気持ちや夫の生活の変化に気がついてやることも、考えてやる余裕もありませんでした。

 

この本を5年前の私が手に取っていたら、1ミリくらいは変わっていたのかもしれない。

 

「喉元すぎれば熱さ忘れる」と言いますが、育児雑誌の誌面で、今まさに熱いものを飲み込もうとしている方々(なりたてのパパとママ)に向けて、何を言えばいいのだろう。

当時の自分は聞く耳を持てたのだろうか。

あの頃の自分は何を言われたら安心しただろうか。

結局今でもよくわかりません。

引用:ヨチヨチ父 とまどう日々 あとがき 

 

ほらね。

ヨシタケさんだって、最後にこう綴っている。

 

そう思えば、あのころにこの本を渡したところで、何も変わらなかったのかもしれないけれど。

5年経った今なら10㎝くらいは歩み寄れそうです。

 

 

今回レビューした本はこちらです

 

レビューしきれない生活にまつわる本はこちらで軽く感想を書き残しています

f:id:gu-gu-life:20180516074013j:plain

 

 

www.gu-gu-life.com

www.gu-gu-life.com

www.gu-gu-life.com